K様邸
ピアース学芸大学レジデンス
(東京都目黒区)
学芸大学エリアのなかでも閑静な住宅街である鷹番に佇むのがピアース学芸大学レジデンス。ここにお住まいなのが、K様ご夫妻です。
奥様が退職されたことで、家で過ごす時間をより有意義なものにしたいと、日常の買い物先や飲食店も充実している学芸大学エリアを選ばれました。
立地を重視されたK様ですが、過去にもモリモトのマンションを所有されていたこともあり「デザインの雰囲気の良さはわかっていましたから」(ご主人)と、購入する際にあまり迷いはなかったと言います。
「すぐ近くに大型のスーパーマーケットがあるので、日常の買い物には困ることがありません」と奥様。時折、お二人で外食をされることもあるそうで、新たな地での生活を楽しまれているようです。
玄関からまるでホテルの一室のような落ち着きのある雰囲気
そんなK様のご自宅は、洗練された空気感を纏いながらも、どこか安らぐ空間。
まず、玄関から一歩入ると、ダークトーンの木目調パネルが、ホテルのような高級感を演出します。リビングまで続く柔らかな明るいベージュの床タイルは居室の広がりを感じさせます。
愛猫と暮らしているお二人。以前のお住まいでは床が暗めで、ペットの毛が気になることがあったのだとか。このお部屋に暮らしてみて明るめのカラーのほうが汚れも目立ちにくい、と感じられているようです。
また、バスルームにはこのお部屋のタイルと色味の近い床タイルを取り入れられたことで、全体の統一感がぐっと増しています。
アクセントクロスを取り入れたお部屋。明るさと落ち着きのバランスのとれたブルーが居心地の良さを引き立たせます
奥様のお部屋は、やさしいブルーが目を惹きます。アクセントクロスに憧れをお持ちだったそうで、コーディネーターとも相談しながら、部屋が明るく広く見えるようなコーディネートプランを考えられました。
「ブルー系と決めていたのですが、爽やかなものから落ち着いたものまで幅広くあるので、ショールームに何度も足を運んで、太陽光が当たる場所で見てみたり、暗い場所で見てみたり…と、いろんな角度で何十種も見比べたうえで決めたんです」
クロスのカラーが決まったところで、次に悩まれたのは圧迫感が出てしまいがちなエアコンでした。エアコンのショールームで合う色を検討されましたがしっくりと来ず、壁と同色の塗装のオーダーをされたそうです。
家電製品による生活感をなるべく感じさせないようにする工夫はキッチンにも。オーブンレンジをビルトイン型にされたことで、作業スペースの広いキッチンを実現されました。
オーブンレンジはビルトイン、食器洗浄機はコンパクトサイズから深型サイズへ変更し、家事がしやすいキッチンへグレードアップ
ご夫婦での旅行が趣味というお二人は、各地の思い出とともに収集された器やオブジェを大切にされています。そこで、スタイルオーダーの際に意識されたのが、収納を増やすこと。キッチンやパウダールームにも戸棚をオーダーされました。
一方で、これまで仕舞い込んでいたコレクションを、見える場所に置いて眺められるようにしたいという思いもお持ちでした。そこで、インテリアオプションを利用し、CUUMAでガラスキャビネットをオーダーされました。
お二人の思い出の品々が、美しく配置される様子は、さながらギャラリーの一角のよう。こちらは奥様も大変お気に入りと、笑顔でキャビネットを眺められているのが大変印象的でした。
旅先で購入したものや、お母様から譲り受けたものなど、思い出の品々が美しくディスプレイされたCUUMAの棚
左:壁の1面を石目調のエコカラットへ変更。エコカラットは意匠性だけでなく調湿や脱臭などの機能性も高い
右:廊下のタイルと同色の床に変更したほか、バスタブもグレードアップし、くつろぎの空間を演出