「ピアース二子玉川」外観完成予想図

シンプルであること。普遍の美しさを宿すこと。街との調和を図ることが、緑深き邸宅街に相応しい、住まいづくりだと考えます。
華美に飾りたてるような建物を描くのではなく、街にそっと美意識を添えるように、景観に配慮したファサードをデザインする。
たとえば、ベージュの外壁タイルは、柔らかな木漏れ陽と共鳴しあうように。
アクセントとなるガラスは、移りゆく季節や、時の流れに合わせ、表情をを変える演出を図るために。
必要な素材を必要な分だけ採用し、品のある質をディテールにまで注ぎます。
エッジを効かせたエントランスには、イタリア製の錆色タイルを用いることで、シャープな印象を与えるコントラストを生み出します。
時代に左右されないデザインとは、邸宅の本質とは何かを追い求め、この場所にしか築くことのできない、美しき邸宅をデザインします。


「ピアース二子玉川」エントランスホール完成予想図

エントランスホールには、外でもなく内でもない、独特の世界観を求め、
やわらかな光が印象的な空間をデザインしています。
大切にしたのは、空間のトーンを落とすのではなく、深い落ち着きを描くこと。
開放感を演出するのではなく、光でやさしく包み込むこと。
住まう方の気持ちをオンからオフへ。
オンからオフへとエスコートする空間に相応しき美意識を、空間のディテールにまで宿しています。
リブ状の壁面にかぶせたハーフミラーのガラスは、住まう方を映し出し、空間に時の流れを生み出します。品格あるタイルに加え、足元に施した光の演出は、重厚感と軽やかさが共存する空間にしたてます。
ただ、通り過ぎてしまうような空間ではなく、
ただ通り過ぎるだけで、心が透き通るような空間デザインを目指しています。




※掲載の絵図は図面を基に描いたもので、外観・外構・植栽・周辺環境等実際とは異なります。