DESIGN

外観完成予想CG※掲載の完成予想CGは計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なります。また、植栽は特定の季節や樹種および入居時の状態を想定して描かれたものではありません。※掲載の目黒川沿いの桜の木は現在「中央環状品川線 中目黒換気所」工事のため、植栽されておりません。「中央環状品川線 中目黒換気所」工事終了後桜の木が植わることは予定であり(目黒区役所確認)、植栽時期・内容は未定であることを予めご了承ください。

MIND RHYTHM.心のリズムが、デザインになる。

住まう方の心の律動に心地よく寄り添う、
外観から専有空間までの緻密な意匠。

駅前の賑わいから、目黒川と桜並木に潤う時間の中へ。張りつめた都心の空気から、心をほどく静けさとプライベートな落ち着きの中へ。そして、時代の美意識とシンクロしながら、将来にわたって誇らしく住み続けられる普遍的な美しさの中へ。そんな住まう方の心の律動までもしなやかにトレースした、デザインレジデンスです。

外観完成予想CG

外観完成予想CG

※掲載の完成予想CGは計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なります。また、植栽は特定の季節や樹種および入居時の状態を想定して描かれたものではありません。

「目黒川のきらめきと桜並木の華やぎに
シンクロする、温和な表情。」

都心でありながら、目黒川と桜並木という貴重な自然に恵まれたロケー ション。その潤いに満ちた景観との調和を考えて、外壁タイルは緑とのコントラストが美しいベージュ系タイルとしています。そこに、スクラッチ感のあるテクスチャーを備えたグレーのタイルを組み合わせることで、川沿いの風景に馴染む陰影感を演出。また、乳白ガラスのバルコニー手すりによって、柔和でぬくもりのある雰囲気を漂わせながら、目黒川の景観との連続性を強調しています。さらに、基壇部を重厚感のある表情で区切ることにより、建物全体の軽やかな浮遊感も表現。目黒川の桜並木にくっきりと映える、クリアでシャープでな印象を醸し出しています。

「建物をいくつかに区切ることによって生まれた、
心地よいリズム感。」

中目黒は、“瀟洒”という言葉が似合う、独特の雰囲気が漂う街。その地域性を取り込むように、建物を分節化し、小さなブロックとして意識させることで、心地よいリズム感をつくりだしています。ポイントとなるのは、縦に並んだスリット窓。くっきりとしたフレームによる大きな面の中に、スリット窓をまとまりのある点として配置することにより、ブロックとしてのシンプルな表情を保ちながら、その中でアクセントとなるほどよい変化を織り込んでいます。こうして生まれた外観は、中目黒という都心に集う、研ぎ澄まされたインテリジェンスと感性を併せもつ人たちの心に響くものであると自負しています。


桜並木に映え、心に響くぬくもりを織り込んだ、
大江匡氏による外観デザイン。

1/ 南海ターミナルビル(島屋 大阪店)/2010年度グッドデザイン賞 2.3/ LUCE MINAMIAOYAMA 4/ 若葉ケヤキモール 5/ 玉川島屋S・C南館 

OUTWARD DESIGN

大江 求@ Tadasu Ohe (株式会社プランテックアソシエイツ代表)

1954年生まれ。77年東京大学工学部建築学科卒業、87年東京大学大学院工学研究科修了。菊竹清訓建築設計事務所を経て、85年プランテック総合計画事務所設立。05年プランテックアソシエイツ代表取締役就任。04年「玉川島屋S・C南館」でグッドデザイン賞受賞、他にも日経ニューオフィス賞やBCS賞など受賞多数。